No.5 タイで総選挙がありました(2026年2月8日)

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目次

■2026年2月11日(水)配信記事

さてさて、日本では自民党圧勝となりました。
これからどうなるんですかね。円安継続ですかね。
海外に投資するってまたハードルが高くなりそうで
輸出企業大喜びって感じなんですかね。
インバウンドもさらに盛り上がりそうな気がします。

一方で物価高は止まらないでしょうし、
海外への投資はさらに慎重になりそうな気がします。
すでに外貨を稼げる体制を作っている人にとっては
嬉しいかもしれませんが、ゼロから作ろうとする人は
ちょっと躊躇しちゃいますよね。

ま、そういう世界になりつつあるって感じで
日本円の価値がかなり下がってしまったなという印象です。

で、日本は自民党圧勝ですが、東南アジアのタイにおいても
2月8日に総選挙があったんです。ご存知ですか?

まずはタイの政治体制をちゃんと理解しておきましょう。

国王を元首とする立憲君主制および議院内閣制です。
■国王(元首)
現在の国王はラーマ10世(ワチラロンコン国王)です。
国王は崇拝される地位にあり、国軍の総帥でもあります。

■立法(国会)
二院制を採用しています。

  1. 下院(人民代表院): 定数500名、直接選挙で選出します(今回、この選挙がありました)。
  2. 上院(元老院): 定数200名。2024年の改選により、以前の軍任命制から、職能団体別の互選による選出方式へ移行しました。
    ■行政執行
     →下院の指名に基づき国王が任命する首相が行います。

つまり、上院・下院と国会議員がいますが、上院は法案の審議や司法の人事権、
憲法改正の拒否権などがありますが、1番重要なのは首相指名権が無くなったことですね(2024年から)。
なので、今回の下院の総選挙ってかなり大事な選挙であるわけです。

さて、上述した通り、500議席の奪い合いをするわけです(過半数250)。
この選挙の仕組みとしては、日本と似ていまして、
400議席を小選挙区制、100議席を比例で選びます。

で、2月8日の結果です(2/9時点)。
・タイの誇り党 193(改選前:71)
・国民党 118 (改選前:151)
・タイ貢献党 74 (改選前:141)
・クラータム党 58 (改選前:0)
・民主党 28 (改選前:25)
・無所属、その他 39

上記の通り、「タイの誇り党」が圧勝しました。
ん?日本みたいなことが起こりました。

で、大勝したこの「タイの誇り党」ですが、今のタイの首相がいる党です。
保守的な政党であり、非常にナショナリズム、愛国心を訴えていた党です。
ん?日本みたいな感じ?

ちなみに同党の公約は
「経済・安全保障・社会・自然災害」の4本柱。
電気代引き下げとか高齢者向けの所得控除、高齢者向けの生命保険サポート、
志願兵制度への変更と国防強化、大麻活用強化、憲法改正などです。
ん?大麻以外は日本っぽい?

そうなんです、タイにおいても「ナショナリズム」的な空気で
保守系政党が圧勝しました。世界的に不安定な中、
国民が一致団結したかのような印象です。
ただ、日本と違うのは「単独過半数」ではないので、
タイの誇り党がどこと連立を組むのか、クラータム党と
連立を組んでいましたが、これも過去に対立があったので不透明。

国民党は若者に人気の革新系政党ですが、今回は議席を減らしましたし、
旧タクシン派が多く、前首相のペータートン氏がいる貢献党も議席を減らしました。

ですので、少数与党として動くのは確かですが、
いずれにせよタイ国民が選んだのは保守的な憲法改正も考える
自民党的な政党になったとは面白い現象です。

政策を見ていくと、割とポピュリズム的な公約が多く
どこまで実現できるのか?はありますが、
日本以上に財政が厳しいタイにおいて果たしてどこまで実現できるのか?
その点はとても不透明な印象です。

さて、日本でもタイでも保守的な党が勝ち
政治的にも右傾化が進んでいくような状態です。
しかし、日本でも議論されているような外国人対策というのは
タイにおいては現実的ではないだろうというのが本音です。
どうしても外国からの投資やお金、人に頼る部分がまだまだ多いので、
外国人政策的なものは厳しくなるような公約は見当たりませんでした。

不動産においても高止まりをしていて、本当にタイって
東京に似ているなぁと思うわけですが、
今後の動きも多分変わらない気がします。

さてさて、どうなっていくのか。
しかし、1THB=5 JPYですよ。
私がタイに住んでいた2011年って1THB=2.5JPYでしたから2倍です・・・
なんだかなぁ。タイから色々とお客さんがやってきますが、
すっかり「日本安いー!」って言われてますよ。

日本が相対的に弱くなってきているのを実感しております。
個人として対策をしていくのは当然として、
国家としてぜひ頑張ってもらいたいっすね。

ほんと、資産分散という言葉がとても重要になってくる時代に
突入するんだろうなと思います。

海外からのお仕事、お待ちしておりますw
支払いはアメリカドルかタイバーツでw

そんなことばっかり言ってる気がしますね、はい。

それではまた来週。

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