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目次

■2026年1月7日(水)配信記事

新年明けましておめでとうございます。
2026年が始まりました。
今年は冬季オリンピック、野球のWBC、サッカーのW杯と
上半期だけで大きい大会が目白押しです。
楽しみですねー。

改めて11年目を迎えたこのメルマガ。
まずは2026年の東南アジア不動産マーケット予測ということで、
ざっくりとした形で見ていきましょう。

■全体傾向と投資の視点
・マーケット回復!? 
アジア太平洋地域全体で経済が安定化しそうです。そのため、2026年に入って
世界から投資マネーが集まると予測している企業が多いです
 (ま、いつものポジショントークな気がしますが)
・データセンターが熱い!
これは日本でもそうですが、データセンター需要が一気に増えています。東南アジアでも
バンコク、KLを中心にデータセンター建設が大きく、また投資額も増えそうな予感。
また物流施設も引き続き建築されていて、インフラ投資が増えてきそうです。
ただ、住宅に関しては投資というより実需がメインになりそうな予感。

■主要国別の動向
・マレーシア
 不動産ルネサンスと銘打って上述したようなデータセンターや物流施設の建設が増加。
 REIT市場も活発化しそうですが、住宅は変わらず横ばいな気がします。
・タイ
 地下鉄、BTSの沿線での実需物件が増加。ただ賃貸市場は横ばいが予測されており、
 経済成長も2%以下になりそう。二極化が最も激しい国になると思います。
 また2月に総選挙を控え、政治的にも不安定な1年になりそうです。
・フィリピン
 物流施設の建設需要が強く、また実需物件の需要も根強いです。
 ただ高級系物件は減少傾向であり、一般向け住宅の建設が強化される1年だと思います。
・ベトナム
 アパートや戸建て住宅需要が旺盛であり、経済成長率も高い。
 タイより経済成長しており、2026年は飛躍の年を迎えそうな予感。
・カンボジア
 タイとの紛争やアメリカとの関税で揺れているが、根強い経済成長を遂げています。
 新空港やインフラ整備により住宅需要はあるが、作りすぎ問題も発生。
 目利きが非常に重要になってくるため、2026年は引き続き物件選定に注意が必要。

■投資戦略
・円安、金利上昇を考えると日本人投資家にとって受難が続く部分はありますが、
 資産分散という点からすると、日本人投資家の中でも富裕層の投資は安定。
 都心の高級物件であれば、中古でも資産価値が固まってきているため安心か?
・不動産投資ではなく、事業投資、事業進出など資産から儲ける形ではなく、
 具体的なビジネスを通じて「外貨を稼ぐ」動きが活発化しそう。
・今後の日本を考えるとインフレ・円安傾向は続くと予測されるため、
 少額でも良いので外貨で資産形成する動きが増加。

■注意点
・金利上昇
 ベトナムやフィリピンでは金利上昇によりマーケットの二極化が進みそう。
 不動産を選ぶのであれば物件選定には慎重に判断すべき。
・供給過剰リスク
 以前から言われていますが、どう見ても物件数は非常に多い。タイ、カンボジア、フィリピンは特に。
 そのため上記と同じですが、物件選定には注意が必要
・売却リスク
 円安であるため売却に走りたい部分ですが、まだマーケットは安定化に向けて動いている最中のため
 焦って売却すると正直もったいない可能性があります。安くても良いので賃貸に出して
 外貨を稼ぎつつ、ゆっくりとマーケットを見渡していた方が良さそう。

2026年になったから急に何かが変わる、ということはありません。
スポーツの祭典が多い、と言っても別に変わることはありません。
ただ言えることは、東南アジア全体では経済成長をしていること、
一人当たりのGDPが増えていること、一方で過熱していた不動産マーケットが
正常化に向かいつつある状況であり、投資をするにしても、しないにしても
気がつけば東南アジアの方が日本より成長しているという事実は忘れてはいけません。

常に気を払いながら、チャンスがあればすぐに動けるように、
そして海外に定期的に足を運ぶことで世界の動きを見ておくというのは
2026年も変わらないかと思います。
私も2026年だからと言って特別行動が変わるわけではありませんし、
今年もまた海外に行くと思います。
そして、少しでも外貨を稼ぐ方法や現地の会社とコミュニケーションを取りながら
何かしらネタを探していく1年になるだろうなと思っています。

個人的に思っているのは、東南アジアの人たちが日本と対等に
ビジネスの話をしてきている率が増えたなという感覚です。
今後、もっと加速していくかもしれません。
アメリカも色々と問題を抱えていますし、EUも同様です。
もちろん日本もそうです。世界で問題を抱えていない国はありません。
しかし、日本だけ、東南アジアだけという世界でもありません。

世界はどこかで繋がっているわけで、
日本に閉じこもっていても単純に面白くないので、
私はもっと東南アジアの会社とコミュニケーションを取ろうと思っています。
そして、10年前も同じことを言っていましたが、
「関わり続けること」がとても重要であって、
今の動きが10年後の状態を決めるのかもしれません。
なんと長い道のりでしょうかw
ま、それを楽しくできているので、それもまたよし。

それでは今年1年、またどうぞよろしくお願いします。

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