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アジア不動産情報センター ARIC >  タイのコラム >  第48回 アシュトンアソーク引き渡し開始

カテゴリー: 不動産関連

2018/07/04

第48回 アシュトンアソーク引き渡し開始

*写真はAnanda社HPより抜粋:https://www.ananda.co.th/en/condominium/ashton-asoke

 

2018年3月、ある衝撃が走りました。

写真はタイ、バンコク中心地の一つ、BTSアソーク駅、MRTスクンビット駅に近いタイ上場企業アナンダ社と日本の三井不動産の合弁プロジェクトである

「アシュトン・アソーク」

 

という物件です。

 

この物件、私も完成お披露目会に現地訪問しまして、立地、グレード共に

BEST BUYの案件として認識しておりました。が、2018年3月いよいよ引き渡し、と思ったらまさかの「引き渡し延期」という話が。

 

しかも1年の引き渡し延期。

弊社の会員様も購入されており、私としても情報をかき集めていましたが、内容としては政府の認可が下りない、というよくわからない内容。日本だとこんなことは建設前からわかっている話。

 

よくよく調べてみると、どうやらこの建物の敷地出入り口付近の土地が地下鉄のMRTが専有使用しているとのこと。それで許可が下りず、住人が使えないという話に。

 

おかしな話です。

 

事前にデベロッパーは許可を取っているはずですが、それでも政府の認可が下りないというどんでん返し。購入された方は納得できるはずがありません。

購入者の方に聞いたら、書面でアナンダから簡単な内容説明と理解を顧客に求めていたらしく顧客としても納得ができない内容だったそうです。ただその中にアナンダ社としては2018年6月までに所有権移転をするように政府に働きかけているとのこと。

 

その訴えが通り、2018年6月15日から所有権引き渡しが始まりました。

 

https://www.nna.jp/news/show/1777664

 

色々と裏で交渉を続けてきた結果だと思いますが、とりあえず一安心。

弊社の会員様も安堵されたのはよかったのですが、まさかこんなことが起きるとは誰も想像していませんでした。

 

こういうことが起きるのも海外不動産。

対策のしようがないのですが、アナンダ社としては最低限の約束事は守った結果です。

 

しかし、ヒヤヒヤさせられました。

これは大手上場企業デベロッパーの案件であり、地元でも有名な話ですから今回はなんとか解決できましたが、これが名もなきデベロッパーであればこの結果には至らなかったかもしれません。

 

まだまだこういうリスクが潜んでいるということを突きつけられた案件でした。

アシュトンアソークに関しては引き続き注視していきたいと思います。

 

 

 

田中圭介

田中圭介(たなかけいすけ)

株式会社エイリック 代表取締役 兼 ASEAN不動産研究所所長

1979年兵庫県生まれ、関西学院大学経済学部卒。
新卒で外資系製薬メーカー入社後、出版社を立ち上げる。
その後、大手不動産ポータルサイト『HOME'S』で営業責任者を5年以上歴任。
2011年タイにて現地法人の立ち上げ、現地不動産ポータルサイトを立ち上げた経験を持つ。
在タイ時代から数多くの人脈を持ち、ASEAN各国を駆けずり回る。
現場主義を信条とし、自身の経験や知識を元に投資家や企業のサポートを行う。
主な著書に「ASEAN不動産投資の教科書」「新入社員論(文芸社)」など3冊。
2015年より現職。

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