アジア不動産情報センター ARIC > タイのコラム > タイ、酒やたばこの税率引き上げ。税収120億バーツ増
newsclip.beが報じています。以下、引用です。
タイの改正物品税法が16日、施行された。物品税関連の法律を一本化し、税額の算出方法を変更したもので、年間約120億バーツの税収増となる見通し。
報道によると、たばこは1箱2―15バーツの増税、輸入ワインは1本1000バーツを超える場合110バーツの増税、1000バーツ以下は20―60バーツの減税、缶ビールは0・5バーツの増税、砂糖入りの緑茶飲料、コーヒー、ドリンク剤、清涼飲料水といった加糖飲料は最大で1本2バーツの増税となる。
一箱60バーツ以下の安価なたばこに関しては一箱につき4バーツから15バーツ、それ以上の値段のたばおにかんしては2バーツから10バーツ課税する方針です。また、税率変更前の商品の小売価格は引きあげてはいけないとして、関税局は早すぎる値上げに対しては同局へ通報するようにと消費者に呼びかけています。
たばこ大手のフィリップ・モリスはこれに批判的な見解を示し、世界銀行やWHO、その他先進国などが支持しているような世界的な基準へと改善を求めています。
増税による値上げ、政府によるたばこへの意識改革など、能動的にも受動的にも喫煙が制限されることが予想されます。
このニュースに関するThe Nationの記事によればフィリップ・モリスは今後、たばことはまた別の有害でない、そして火の使わない商品の普及を目指しているとのことです。
東南アジアは大きなたばこ市場。長く続いたたばこの文化・慣習が大きく変わる転換期になってきているのかもしれません。
<ソース>
・「タイで改正物品税法施行 たばこ、酒など増税」 2017.9.18 newsclip.be
(http://www.newsclip.be/article/2017/09/18/34141.html)
・「酒・タバコなどの税率引き上げ、税収120億バーツ増へ」 2017. 9.18 バンコク週報
(http://www.bangkokshuho.com/article_detail.php?id=9095)
・“Tobacco giant urges changes to Thai excise system” 2017. 9.17 The Nation
(http://www.nationmultimedia.com/detail/business/30326919)
ASEAN不動産研究所(あせあんふどうさんけんきゅうしょ)
ASEAN不動産研究所は将来成長していくASEANの不動産市場を調査し、
より公平で中立的な立場で情報発信する小さな研究所です。
日本の未来と密接に絡んでくるASEANというエリアを紐解き、
ASEANの不動産市場の透明化・健全化を目指し、
多くの方にASEANの素晴らしさを共有していきたいと思っています。
そして、日本とASEANを繋ぐ一助になれば、と思って立ち上げました。
ぜひASEAN不動産研究所の今後にご期待ください。
ASEAN不動産研究所 所長 田中 圭介
2019/01/24 written by ASEAN不動産研究所
さて、2年ほど前からベトナムに進出したいというお声をいただき 調査をしたり、現地に行ったり、現地企業にヒアリングしたり、と色々とやっています。 …
Read More2018/10/24 written by ASEAN不動産研究所
『好きなように生きたくて不動産投資はじめました。(鈴木優平著)』 …
Read More2018/02/13 written by ASEAN不動産研究所
カテゴリー: その他
高速バスで知られるウィラーとベトナム最大手のタクシー会社のマイリングループが新会社を設立。1月にホーチミンで開業式がひらかれました。 …
Read More