アジア不動産情報センター ARIC > シンガポールのコラム > シンガポール キャピタランド、電子商取引も
シンガポール不動産大手のキャピタランドは電子商取引にも精力的です。AsiaXニュースより以下のような記事がありました。以下、引用。
不動産大手の政府系キャピタランドは8月23日、アジア最大の電子商取引会社アリババ(阿里巴巴)グループと戦略的提携関係を結んだと発表した。上海の新本部ビルを管理し、シンガポールでは東南アジア最大の電子商取引プラットフォームのラザダに店舗を開設する。
中国ではアリババ上海センターの4つのオフィスビルのうち1つと、付随する4階建てショッピング施設の管理を請け負う。シンガポールではキャピタランドは年内に、キャピタランドが運営するショッピングモールに出店する小売店の商品を販売する店舗をラザダに開設する。アリババはラザダ総発行株式の83%を保有する筆頭株主。
オンラインと実際の店舗(オフライン)を融合させたもので、ラザダのキャピタランド店舗で購入した客はキャピタランドが運営するショッピングモールで商品を受け取ることができる。
受取場所は無人で、当初はプラザ・シンガプラとブギスプラスに開設する。キャピタランドのリム・ミンヤン社長は「新たな技術が従来型ビジネスモデルを破壊しても、不動産はショッピング客に不可欠の要素だ」とコメントした。
保有するショッピングモールの商品をラサダの店舗でも販売するという試みはオンラインにこだわるでもなく、オフラインに飛びつくでもなく、今の時代にマッチした戦略といえるかもしれません。
ベトナムで商業不動産を投資対象としたファンドの新設も発表したキャピタランド。今後の展開にも目が離せません。
<ソース>
・「キャピタランドがアリババの上海本部を管理、ラザダでの店舗運営も」 2017.8.24 AsiaX ニュース(http://www.asiax.biz/news/44277/)
・「キャピタランド、越不動産向けファンド新設」 2017.8.23
NNA ASIA (https://www.nna.jp/news/show/1651749)
<画像引用元>
・https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000018881.html
ASEAN不動産研究所(あせあんふどうさんけんきゅうしょ)
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ASEAN不動産研究所 所長 田中 圭介
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