アジア不動産情報センター ARIC > フィリピンのコラム > ペソ安がこのまま続けば不動産投資の追い風になる。
2018年9月5日 1フィリピンペソ(PHP)=2.08円です。
1ペソ=2.1円を切るようになって、もう半年が経ちました。はっきり言って、めちゃめちゃ攻め時です。
わたしの数年来の相場感覚は 2.3円前後ですから、10%ペソが安い(=10%円が高い)ということなんです。
2016年6月に書いたわたしの記事「円高とPNBについて雑感」を読み返すと、「2.28円なので多めに(ペソを)入れておきます。」とあります。
上記のチャートをご覧いただければわかると思いますが、2014年は2.3円でしたけど、2015年~2016年頭までは2.5~2.7円くらいありました。
それで、2016年6月のわたしは2.3円が安い、と思ったわけなんです。
では、いまはどうか? 繰り返しになりますが、1ペソ=2.08円です。
当たり前の話ですが、同じ500万ペソの物件を買う場合も、2.1円と2.3円では10%も安く買えるわけです。
1ペソ=2.3円の場合、500万ペソの物件=1,150万円
1ペソ=2.1円の場合、500万ペソの物件=1,050万円
→つまり、100万円も安く買えることになります。
為替の行方は「神のみぞ知る」ですが、フィリピンの通貨当局が3会合連続で利上げを実施したにも関わらず、ペソ安基調が続いています。
そして、フィリピン経済はどうかと言いますと、2018年は1-3月期 6.8%、4-6月期 6.0%と成長率が少し鈍化したものの、まだ6%台伸びています。
経済が伸び続けている国の不動産が、通貨(ペソ)が安いので割安で買える、となれば外国人投資家としておいしいわけですから、外資マネーがさらに不動産に流入して不動産価格を押し上げてくれるのではないか。
アメリカの利上げで新興国から資金が流出していくとの観測もありますが、ペソ安が続くことで、フィリピンへの不動産投資は追い風が吹いている、とわたしは考えています。
※上図チャートは xe.com 参照 ※為替や不動産価格に関してあくまで個人的見解ですので投資判断は自己責任でお願いいたします。
長友佑樹(ながともゆうき)
株式会社エイリック 取締役・ファウンダー
2001年 早稲田大学商学部卒。人材総合サービス業で営業職、インターネット専業広告代理店でWEBディレクター職を経て、不動産ポータルサイト『HOME'S』運営 株式会社ネクストに転職し、WEBプロデューサー職などを歴任。2012年、不動産業界に特化してWEBマーケティングを支援する株式会社マーサリー設立。
2013年に株式会社エイリックを設立し、ASEAN不動産メディア事業『アジア不動産情報センター|ARIC』を立ち上げる。2015年より取締役。
タイ・バンコクの物件では賃料発生中、一度日本での納税を終えました。フィリピン・マニラのプレビルド物件はダウンペイメントで支払い中。なるべく投資家目線で情報発信をしたいと思います。
2018/07/11 written by 長友佑樹
カテゴリー: 不動産関連
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