アジア不動産情報センター ARIC > ミャンマー のコラム > 第31回 ミャンマーで投資案件が増えつつあります。
ARIC田中です。
昨日、某大手商社さんとMtgしていました。しかし久々に商社の方と話をすると、改めて超アグレッシブというか面白いですね。またデベロッパーや不動産会社の人と話をするのとは違った楽しさがあります。
彼らの視点は「どうやったらできるか?」という非常にプラス思考なんですよね。
「リスクがあるよね」ではなくて、「リスクがあるから、このリスクをどうやれば回避できるか、もしくはリスクを請け負う代わりにもっと利益を出せないか?」そんな思考回路なんです。なるほど、日本の商社生き残るわけだ、と改めて思った次第です。
さてさて、余談はさておき、ミャンマーで面白い話を聞きました。
私自身はもう3回ほど現地に行っておりますが、残念ながら所有権を外国人が持てない国の一つなので、リスクが厳然とある国なのですが、これは出資という感じですね。
すごく簡単に言ってしまうと、ミャンマーのヤンゴンで小ぶりの新築RC開発をしましょう、という話です。写真にある通り、ミャンマーは歴史のある国ですから、古い建物がまだまだあります。そこにもちろん人も住んでいますが、急激な発展と外資の流入で一部の人たちからお金持ちがワンサカ出てきたんですね。まだまだ軍の規制が厳しい部分もありますが、確実に住宅需要はあります(現地の方向けですよ)
そんな中で新築RCをゼロから作りましょう、そして販売しましょうという話です。
だいたい1,000万円〜3,000万円(案件によります)くらい(ゼロからオーナーになるわけではなく、開発する会社に投資するという形式のため、出資比率に応じて金額が変動)ですが、弊社提携先が頑張ってくれて現地のデベロッパーさんと提携し、これから開発していこうという話。なかなか面白いですね。現地に自分の名前がついたマンションを建てることができるかも?(笑)
現地の企業でやればいいじゃん、と思うんですが、日本人が関わっている、というのがミャンマー側のミソでして、そういう意味では日本に対する信頼が厚いんでしょうね。ちなみに投資→販売→利益確定という流れの開発案件で、総戸数5戸〜20戸前後の小さい案件です。期間はだいたい1年〜2年の投資みたいです。
もう少し私も掘り下げて調べていきますが、こういったものがこれから増えていくんだろうなと思います。これは別にミャンマーに限ったことではありませんが、大型の綺麗な高級マンションだけが住宅じゃないので、裾野が広がっていくんだろうなと思っています。
ASEAN不動産研究所(あせあんふどうさんけんきゅうしょ)
ASEAN不動産研究所は将来成長していくASEANの不動産市場を調査し、
より公平で中立的な立場で情報発信する小さな研究所です。
日本の未来と密接に絡んでくるASEANというエリアを紐解き、
ASEANの不動産市場の透明化・健全化を目指し、
多くの方にASEANの素晴らしさを共有していきたいと思っています。
そして、日本とASEANを繋ぐ一助になれば、と思って立ち上げました。
ぜひASEAN不動産研究所の今後にご期待ください。
ASEAN不動産研究所 所長 田中 圭介
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