アジア不動産情報センター ARIC > 日本のコラム > 第51回 閑話休題:2020年東京オリンピック
*TOKYO2020 HPより
東京オリンピックまであと2年。
おそらく私の人生で最初で最後の母国開催。楽しみでしかありません。
すぐにチケット販売予約サイトにも登録して、なんとか一目見ようと思っています。
さて、不動産投資家の皆様からすると、東京オリンピック以降の不動産価格の推移が気になります。
ということで、他国の実例を見てみましょう。
■まずは2012年オリンピックが開催されたロンドン。
*http://www.smtam.jp/report_column/report_timely/market_report/0000003091/より抜粋
■2000年にオリンピックが開催されたシドニー
*http://www.smtam.jp/report_column/report_timely/market_report/0000003091/より抜粋
なんと両都市とも開催決定が発表されて、開催してからも上昇を遂げています。
開催直後は瞬間的に下がった局面もありましたが長い目で見ると上昇しているのがわかります。
いくつか日本とは違う要因があるのは確かです。
シドニーはリーマンショック前ですし、ロンドンは世界の金融都市であり金融緩和もあったので
投資マネーがロンドンに集まったことも好材料でした。
日本の場合、好材料として見られるのが正直少ないです。
あえていうなら観光客数が増加しているので、オリンピックでさらに増える可能性がある、
ということくらいでしょうか。でもこれは観光業やホテルには好影響としても
不動産市況に与える影響はわずかです。
やはり人口、経済、金融というファンダメンタルズに不動産市況は依存しがちです。
このオリンピックという世界的イベントが日本の不動産市況にどう影響してくるか、
とても楽しみです。
とはいえ、東京オリンピックは純粋に楽しみたいですね。
ではでは。
田中圭介(たなかけいすけ)
株式会社エイリック 代表取締役 兼 ASEAN不動産研究所所長 1979年兵庫県生まれ、関西学院大学経済学部卒。 新卒で外資系製薬メーカー入社後、出版社を立ち上げる。 その後、大手不動産ポータルサイト『HOME'S』で営業責任者を5年以上歴任。 2011年タイにて現地法人の立ち上げ、現地不動産ポータルサイトを立ち上げた経験を持つ。 在タイ時代から数多くの人脈を持ち、ASEAN各国を駆けずり回る。 現場主義を信条とし、自身の経験や知識を元に投資家や企業のサポートを行う。 主な著書に「ASEAN不動産投資の教科書」「新入社員論(文芸社)」など3冊。 2015年より現職。
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