アジア不動産情報センター ARIC > インドネシアのコラム > 中国高速鉄道、ジャカルタ―バンドン、来年には着工?
(※画像はイメージ)
中国の建設する、ジャカルタとバンドンを結ぶ高速鉄道計画は来年2018年初頭に着工するのではないかというニュースがありました。以下、引用です。
2017年11月3日、インドネシアの現地メディアは、中国が建設する高速鉄道計画(ジャカルタ―バンドン間・約140Km、当初開業予定2019年)の本格的な建設工事は、2018年初頭からになりそうだとの観測的な情報を伝えた。
関係者は「土地の収用問題の遅れ以外に、中国からの資金調達問題も発生」と指摘し、「以前は、総費用の75%の資金を提供することを約束していた中国開発銀行は、資金を調達することに難色を示し、土地収用問題が解決されるまで、わずか45億ドルの融資しか実行されない」と嘆く。
中国は当初から、日本の新幹線をインドネシアが採用しないように妨害するのが目的で、ずさんな提案に縋ったインドネシア政府の浅はかさに日本の関係者も呆れかえっていたが、当初計画の次回大統領選までに高速鉄道が完成することはあり得ない状況になっている。
起工式は、ジョコ大統領や中国の国務委員らが出席して、2016年1月21日に行われていた。
資金繰りの問題などが積み重なり、足踏みを余儀なくされているというような状況。速度、距離、サービスなど。様々な面で良い評判も少なくない高速鉄道ですが、その水面下に少額でない負債や開通後の人口の急増に対応しきれないなどの放っておけない事態が隠れているというのもまた事実。
今回はそうした一長一短の弱さを克服することが出来るのでしょうか。まずは延線の前にこれらの問題を解決するべきでは?とも思いますが、そう悠長にもしていられないのでしょう。あまり期待は出来ませんが、穏便により良い便利なサービスで同地を結んでくれることを願っています。
<ソース>
・「【インドネシア】中国高速鉄道ガタボロ計画・ジャカルタ―バンドン本格的な建設工事2018年からか!? 」2017. 11.9 GLOBAL NEWS ASIA
(http://www.globalnewsasia.com/article.php?id=4722&&country=10&&p=1)
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