アジア不動産情報センター ARIC > インドネシアのコラム > インドネシア政府、グーグルと2016年度の法人税額に合意を示す
インドネシアはAlphabet Inc.と数か月に渡り交渉に難航していた2016年度の
税金支払い額に関しての合意に達しました。ジャカルタポストが報じています。
インドネシア政府はグーグルに過去5年間の税金を遡及して支払いを要求するつもりで、
2015年だけでも4億ドル以上の脱税の可能性があると政府関係者は述べました。
「我々は既に2016年の税額に関する合意を決定している。しかし、詳細な額を明かすことは出来ない」
とインドネシア財務省のSri Mulyani Indrawatiは記者団にコメントしました。
昨年以前の税額に関して、両者の議論が続いているのかどうかは明らかにはなっておらず、
グーグルはコメントを控えているとのことです。
政府は脱税の取り締まりをより強化し、予算の補填とインフラ整備の財源にあてる方針とのこと。
元記事にはさらに詳細な時系列や具体的な金額などについて記載されていますが、ここでは割愛。
IT企業と政府のニュースでしたが、
ここでもほんの一部ですが「インフラ」について触れられていたのが意外でした。
それほどまでにインドネシアのインフラ整備は大きな注目を浴びているということでしょうか。
また、元記事によるとインドネシア国内の広告収入の面はグーグル一強といった感じです。
東南アジア全域を通じた新サービスでこのグーグル一強をがらりと崩すようなサービスが
新興したりすると面白いかもしれませんが、実現するとしてもそれはまだまだ先の話になりそうです。
<ソース・画像引用元>
“Indonesia reaches tax deal with Google for 2016”, Bangkok Post 2017.6.13
(http://www.bangkokpost.com/news/asean/1267826/indonesia-reaches-tax-deal-with-google-for-2016)
ASEAN不動産研究所(あせあんふどうさんけんきゅうしょ)
ASEAN不動産研究所は将来成長していくASEANの不動産市場を調査し、
より公平で中立的な立場で情報発信する小さな研究所です。
日本の未来と密接に絡んでくるASEANというエリアを紐解き、
ASEANの不動産市場の透明化・健全化を目指し、
多くの方にASEANの素晴らしさを共有していきたいと思っています。
そして、日本とASEANを繋ぐ一助になれば、と思って立ち上げました。
ぜひASEAN不動産研究所の今後にご期待ください。
ASEAN不動産研究所 所長 田中 圭介
2019/01/24 written by ASEAN不動産研究所
さて、2年ほど前からベトナムに進出したいというお声をいただき 調査をしたり、現地に行ったり、現地企業にヒアリングしたり、と色々とやっています。 …
Read More2018/10/24 written by ASEAN不動産研究所
『好きなように生きたくて不動産投資はじめました。(鈴木優平著)』 …
Read More2018/02/13 written by ASEAN不動産研究所
カテゴリー: その他
高速バスで知られるウィラーとベトナム最大手のタクシー会社のマイリングループが新会社を設立。1月にホーチミンで開業式がひらかれました。 …
Read More