アジア不動産情報センター ARIC > その他のコラム > 不動産営業マンとの付き合い方
男女同権について騒がしい昨今、営業パーソンと書かなければいけないのでしょうか。
最近はサラリーマンのことをサラリーパーソンとも言うそうですからね。(書きやすいので便宜上 この記事中は引き続き営業マンと書くことにします。)
さて、
投資家の皆さんからのご相談が多い中、感じるのは「不動産会社さん、営業マンとの付き合い方が下手で問題になってしまっている」ケースが少なくない、ということです。
例えば、よくあるご相談として、以下のようなものがあります。
・商談のときと契約時の話が食い違っていて不信感がある。
・売却ができなくて困っている。
・もっといい物件情報はないか。
しかし、よくよく聞いてみますと、相談者である投資家さん自身にも問題があるかもしれないなあと思うことがあるのです。
と言うのも、よくある「話の食い違い」「言った言わない」問題も、「ちゃんと聞いていれば」「わからないことがあったときでも営業マンと信頼関係ができていれば」不信感や不安は湧かなかったはずじゃないかなあ、とか。
「売却ができなくて困っている」のも(もちろん単に信頼関係の問題ではなく、その営業マンの実力によりますので一概に言えませんが)、がんばって売り切ってくれたりもしますし、
「もっといい物件情報がないか」というのも、わたしが知っている成功している不動産投資家さんは、「○○社の営業マンから数件買った」とか優良物件の情報提供元として信頼している営業マンが数人いることが多いです。
逆に、営業マンからの視点で言えば、営業することが仕事とは言え、やはり同じ人の子ですから、自分に信頼してくれる人のために「いい情報を出したい」「(複数件売却相談があれば)なんとか売ってあげたい」と思うはずです。
情報格差や物理的な距離もあり、海外不動産の場合は、特に不動産会社さんに任せきりの依存関係にならざるを得ませんので、日本国内の不動産のようにダメだったら切って別の会社を探す、みたいなドライな関係ではダメです。
たまに、菓子折りを持って行くだけでもいいと思いますし、営業マンの上長に会ったときは少し大げさに褒めてあげたりするだけでも、好印象を持ってもらえると思います。
ぜひ営業マンとしっかり信頼関係を構築してほしいと思います。
長友佑樹(ながともゆうき)
株式会社エイリック 取締役・ファウンダー
2001年 早稲田大学商学部卒。人材総合サービス業で営業職、インターネット専業広告代理店でWEBディレクター職を経て、不動産ポータルサイト『HOME'S』運営 株式会社ネクストに転職し、WEBプロデューサー職などを歴任。2012年、不動産業界に特化してWEBマーケティングを支援する株式会社マーサリー設立。
2013年に株式会社エイリックを設立し、ASEAN不動産メディア事業『アジア不動産情報センター|ARIC』を立ち上げる。2015年より取締役。
タイ・バンコクの物件では賃料発生中、一度日本での納税を終えました。フィリピン・マニラのプレビルド物件はダウンペイメントで支払い中。なるべく投資家目線で情報発信をしたいと思います。
2018/07/11 written by 長友佑樹
カテゴリー: 不動産関連
今年から日本人投資家が購入した物件がどんどん完成を迎えています。というわけで、今回は不動産の管理・客付けのお話です。 …
Read More