アジア不動産情報センター ARIC > ベトナムのコラム > 第60回 ベトナムに進出したい!
さて、2年ほど前からベトナムに進出したいというお声をいただき
調査をしたり、現地に行ったり、現地企業にヒアリングしたり、と色々とやっています。
が、難しいんです、正直。
何が難しいかって、まず情報が整理されていません。
よくマーケット情報を!ということを言われるのですが、基本的に政府が出したベトナム語のものは
多少なりともありますし、外資系コンサル企業が出した資料とかもあるのですが、
核心をついたようなものはありません。日本ほどデータは揃っていません。
そんなのもないの?という事が多いのは確かですが、はい、正直ありません。
まさか嘘をつくわけにはいかないので、正直に私は言います。
じゃあ何するか?って話なんですが、結局は足で稼ぐしかなくて、ひたすらヒアリング。
そして現地で複数の人から確認を取る。
それだけで時間とコストが結構かかります。
その代わり、こういう国の場合、「人とのつながり」がデータ以上に重要だったりしますので、
そういうコネがあったり、政府関係だったり、というのはよくある話(詐欺的なものも含め)。
ここをどう使うか?どう考えるか?
それで進出できるかどうかが決まると言っても過言ではありません。
別にこれはベトナムに限らず、東南アジアのような新興国であればどうしてもそうなります。
そう、「えいや!」という決断が必要になるわけです、どうしても。
もちろんノリだけで行く必要は当然ありませんが、調べて調べて、動いて動いて、
それでもわからないことは30%くらい残っている。ただその動いている中で出会った人たちや
現地のパートナーたちと最後は「決断」をする。
その意志と覚悟がないと厳しいかもしれないですね。
それでも現地に行けば、とりあえず3年は死に物狂いでやるしかない、という世界ですから。
しかし、果敢に日系企業も攻めていってほしいです。
そういう空気は確実に5年前より増えてきたと思っています。
ASEAN不動産研究所(あせあんふどうさんけんきゅうしょ)
ASEAN不動産研究所は将来成長していくASEANの不動産市場を調査し、
より公平で中立的な立場で情報発信する小さな研究所です。
日本の未来と密接に絡んでくるASEANというエリアを紐解き、
ASEANの不動産市場の透明化・健全化を目指し、
多くの方にASEANの素晴らしさを共有していきたいと思っています。
そして、日本とASEANを繋ぐ一助になれば、と思って立ち上げました。
ぜひASEAN不動産研究所の今後にご期待ください。
ASEAN不動産研究所 所長 田中 圭介
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