アジア不動産情報センター ARIC > カンボジアのコラム > 第39回 プノンペン視察 後編
ARIC田中です。
さてプノンペン後編です。
前回、これだけ建設されて需要があるのか?という話をしました。
人口流入が増えていくという話をしましたが、もう一つカンボジアの場合には大きな要素があります。
それが2018年7月予定の首相選です。
実は私のカンボジア視察のもう一つの狙いはこの件でした。
来年選挙がありますが、これによってどう変わるか?
すごく簡単に言ってしまうと、現首相が再選すればさらに加速、落選すると減速するという感じです。そして今、プノンペンでは現首相のフンセン氏がなりふり構わず票固めをしてきています。
私自身の主観ではありますが、フンセン氏の再選が強い気がしました。これにより、中国とのパイプが強い現政権は中国を後ろ盾にますます経済成長を遂げそうな気がしています。
現在、色々なプロジェクトが発表されていますが、これは現政権下でのプロジェクトです。もし落選するとこれらのプロジェクトが頓挫してしまい、経済が停滞すると見込まれます。
とはいえ、もちろん選挙に100%はありませんので、なんとも言えませんが、この首相選が非常に鍵になってきます。来年は目が離せない1年になりそうですね。
余談
今回、日本人オーナーがやっているブティックホテル「iRoha Hotel&Resort」にお世話になりました。プノンペンはいわゆるビジネスホテルのようなホテルももちろんありますが、フランス領ということもあってか、ビラタイプののんびりしたホテルも人気です。今回はそんなホテルを作られた黒田さんが経営するホテルに宿泊させていただきました。
やはり日本人経営ということで、細かいところの気遣いやお部屋のベッドが天蓋付きだったり(女子ウケしそうですけど、私は男子ですw)、ちょっとした所でなんとなく嬉しくなってしまうようなホテルでした。
ぜひプノンペンに行かれることがあれば泊まってみてください。オススメです、本当に。
優しいオーナー夫婦が迎えてくれますよ。
田中圭介(たなかけいすけ)
株式会社エイリック 代表取締役 兼 ASEAN不動産研究所所長 1979年兵庫県生まれ、関西学院大学経済学部卒。 新卒で外資系製薬メーカー入社後、出版社を立ち上げる。 その後、大手不動産ポータルサイト『HOME'S』で営業責任者を5年以上歴任。 2011年タイにて現地法人の立ち上げ、現地不動産ポータルサイトを立ち上げた経験を持つ。 在タイ時代から数多くの人脈を持ち、ASEAN各国を駆けずり回る。 現場主義を信条とし、自身の経験や知識を元に投資家や企業のサポートを行う。 主な著書に「ASEAN不動産投資の教科書」「新入社員論(文芸社)」など3冊。 2015年より現職。
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